支援記録

大学のことから日常のことまで

就業レポート(2021/2/4-2022/3/20)

2019年から働いていたグループホームを退職した。

この3年間、続けて働いて行けてよかったなあ。

 

大学はいってから、このバイトを主軸に色々バイトしてみたけれど、結局

ずーっとやり続けていられたのは、自分に合った働き方が実現していたんだなと思う。最後の期間はせかせかしないで、みんなと向き合ってこれたのが良かった

 

2021年6月から12月までの半年間は、ある株式会社の業界が展開しているグループホーム事業のアルバイトを今までのグループホームと掛け持ちして経験した。最近はニーズが増えたこともあり、元から福祉をしていたわけでは無い他の業界が参入してグループホームを運営しているのが増えてる

わたしがそこで出会ったのは軽度の知的障害や精神障害を持つ人だった。彼らは一見普通のように思えたし、マンションで自立して生活している。ただ、人とコミュニケーションが取りずらかったり、本人のモチベーションが低かったりして、就労が継続できないというような深刻な問題を抱えていた。生育歴を記録で見させてもらったけれど、あまりに壮絶すぎて、こんな親がいるものかと絶句した。そういう過去の複雑な問題に直面する機会が、自分の経験上なかったから、新しいアルバイト先での経験はまた新たに課題があった。環境要因は人間の性格を構築する上で滅茶苦茶に響いているって実感した。過去と現状を踏まえた上で、就労を増やせるよう促すとか、生活の支援をするのはどこまで踏み込んでいいものか迷うことが多かった。

民間が参入してから時代に即したように、柔軟に対応できるとは思うけど、(引きこもりとか、グレーゾーンとかの新しいニーズに対しての受け入れなど)福祉サービスを営利でやってくってのは難しいだろうなと感じたりした。透明性がない。わたしの働いていたところに限るがなんだかサービスとしては質があまり高くなく、冷たくも感じられてしまったからだった。

勉強もあるため半年で掛け持ちをやめた。

 

同時進行的にずっと継続していたグループホームをやっていたけれど、のびのびとアルバイトしていたな。こののびのび、が逆に良かったかも。最早私の心の癒やしどころと化していたな。第二の実家のような、温かい雰囲気でみんなでだらだら談笑して、テレビみて、お風呂で背中流して。最後まで、わたしも居心地いい期間だった。仲良くなったっていうのも大きいかな。みんなとぐっと縮まった距離で話していた。自然と自然体に支援できていた気がする。長期的支援って大事。でもその中でも基本的に敬語で関わることは止めなかった。あくまでも支援者としての立場は守った。利用者支援においての距離感は非常に難しいところがあるけれど、この足かけ4年で自分的に丁度良い距離感を見つけられた気がする。父母会系譜だったから、子どものように扱っている人が多かったけれど、私にとって利用者はあくまで他人。この目線であり続けた。だからか、他の人には言えない悩みなんかも聞けたりした。同時的に不動産系譜のアルバイトしてよかったのかも。いろんな距離感があっていいしわたしは私の立場でやればいいって感じることが最後にできた。ずっと本質的な支援のあり方をおいもとめてきたけれど、自分にとっての大まかな方針は定められた気がする。

 

まずは育った環境(相手)をしる どんな疾病で背景で悩みを持ったのか知る

長期的な関わりが密接度と信頼度を深める(

ある程度距離感を持って接する 干渉し合わない支援をすることでお互いを意識し合わない

自分自身が「居心地がいい」と思える空間であること相手にも少なからず居心地の良い空間や時間を与えられると思うから

この4つの要素が本質的な利用者支援に繋がるんじゃないかな

 

昨日、最後の夜勤をした

最後の夜ご飯を提供した後、みんなで写真とりたい!と利用者が言ってくれて撮った。お手紙を書いて読んでくれた

一生懸命書いてくれたのがすごく伝わった。絵も沢山描いてくれた。

 

このバイトやり続けた意味があったって思った