支援記録

大学のことから日常のことまで

施設長の資格

中央法規内藤晃の「施設長の資格」読みはじめた。福祉施設を実際に取りまとめる立場としての意見が書かれている。働いてるGHもただ一つのサービスを提供しているわけじゃない。施設を回していくために、顧客の獲得と質のいいサービスを提供し続けるために日常支援だけじゃない事業を展開している。必要な法や経済の知識を上の人たちは入れていることは大前提でそうじゃないと回らない

バイト先の管理者の方も、法律や制度やお金の仕組みや、法の変遷による料金体制の変化なんて、もう当たり前にはなしているし、それを家族とかにきっちり説明してて、企業の信頼に繋がる。福祉の仕事は対人援助などの直接的な援助技術に関わる専門性はもちろんだけど、制度などのマクロ的なところを都度懐疑的に捉えたり、実際の現場ではそれが活かされているか否かを厳しい目で見る必要がある。実際利用者や家族は、制度政策を大まかに理解しているところはあるかも知れないけれど、かなり構造が複雑な面もあるので、住民や家族に分かりやすく変換して説明しないと、的確なニーズに繋がらない。行政書士や弁護士が法律を熟知しているのと、医者が治療法や病名を熟知しているのと同じで、施設の仕事は対人援助だけではない。

 

わたしはずっと卒論で書きたかったりしたので本質的な支援について何か追求したり考えていたり、実践してみたりしていた。利用者の自己決定を促せるようになりたいとか、掴みにくい本当のニーズに合った支援がしたい。とか、自然でだれにも分け隔て無いが個々を理解して接したいとか小さいことを考えがち。考えの殻にこもってばかり居る気がする。わたしは全然施設の中では最下層職員だし上の立場ではないにしろ、一方向だけの視野にとらわれないでいたい。

経営には信頼がなければ始まらないし続かない。経営倫理って言葉も最近よく聞くくらいだし。